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2014年11月15日 (土)

「あしなが」(キノコ)の思い出

 11月になると思い出すことがある。見渡す限りの木々に「あしなが」といわれるキノコが群生していた風景だ。正式名称は「ナラタケ」というらしい。気持ち悪いくらいだった。私の地域ではソバツユの具にしたりして食していたが、今では食べたことがない。

 30数年前のことだから誰と行ったか覚えていないが、近くの山に山芋(自然薯)掘りに行った。山芋を見つけるには、蔓(ツル)を見つけないといけない。似たような蔓があるので、当時の自分には判別が難しい。知らないで掘れば、”くたびれもうけの骨折り損”になりかねない。だから、素人がいきなり掘るのは難しい。

 あの日はなかなか掘れなかった。道無き山中を蔓を目当てに右往左往するのだから疲れる。3時間ぐらい彷徨っても見つからなくて、諦めて帰ろうということになった。すると、「おいおい、凄い、凄い、あしながが至る所にあるぞ!!」という声がする。本当だ、雑木林の一帯に見渡す限りキノコが生えている。気持ち悪いくらいだ。

 (下記はネットから拾った写真)

 Photo 

           
 そうなったら一大事とばかり、採って帰ろうということになったが、何せ大量なのだ。とても2、3人で採りきれる訳がないし、適当な袋すら持ってきていない。とりあえず採れるだけとって、大急ぎで家に帰った。私はそこで疲労困憊で戻る気になれなかったが、背負い籠を持って、家人がその場所に行って採ってきた。その時は、上へ下への大騒ぎだった。こういう場所はなかなかない。翌年、同じ時期に行ってみたが無かった。本当に偶然の出来事だったのだろう。

 その時のことを知っているのは、もはや、うちの両親ぐらいか。今は親父も高齢で山に入らなくなったこともあるが、仮に見つかったとしても、福島第一原発から350キロも離れているのに、311以降は野生のキノコは放射能汚染されている恐れがあるから、食べられるかどうか分からない。今日も山梨で採れたキノコから基準値以上の放射性物質が検出されて出荷停止のニュースがあった。悲しいかな、あの原発事故で、山で採れたものを簡単には食せない状況になってしまった。確実に国土は汚染されている。 

 こうしたことも、新自由主義を信仰し金儲けのことだけしか頭にない政府首脳や官僚の連中には全く眼中に入らない。何が起ころうと自分達には責任が及ばないルールを作っておいて、やりたい放題のことをやるだけだ。狂っている。

 もっとも私は齢50を超えているのだから、放射能汚染されているキノコを食べて寿命が縮まっても良いのだが、こんなことになってしまって、誰も責任を取らないことが許せない。懐かしい思い出も、書いているうちに怒りに変わってしまうことが残念でならない。綺麗な国土を返せ!

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