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2015年3月28日 (土)

古賀氏の報道ステーション降板騒動について思うこと。

 昨夜の報道ステーション、観てはいないのだが、司会の古館氏とゲストの古賀氏とのやり取りがネット上で話題に上っていたので、出来るだけ検索してみた。当初はユーチューブにも上がっていたらしいが、当然のことながらテレ朝の要請によって削除された。もっとも、テキスト化されたものは残っているし、出演直後、IWJの岩上氏が緊急インタビューした映像も残っている。

 私は古賀氏については著書も数冊読んだ。脱原発では共感できるが、新自由主義推進・TPP推進という面では否定的だった。もっとも自分の意見と全く同じ人など皆無なのだから、聞く耳まで持っていなかったわけではない。

 ところが、今年に入って、ISILによる邦人殺害事件を経て、彼が「I am not Abe」ということを表明し、「翼賛体制の構築に抗する言論人、報道陣、表現者の声明」の発起人になったことで少し見方が変わってきた。政府に対して批判できない空気を作りつつあるのは、拙ブログでも書いてきたが、このようにテレビ局に圧力をかけていく様は異様に感じざるを得ない。

 NHKの会長は自分の支持者だし、大手メディアのトップとは頻繁に会食して手中にしている。自民党と電通とのつながりは以前から強固であり、民放なんて簡単に僕になる。自分達さえ良ければ、今さえ良ければ、それで良い連中がこの国を仕切っている。多様な言論空間は失われ、一方的な世論が形成されていく様は、戦前と一緒だ。

 しかも悲しいことに、報道ステーションという高視聴率番組で、この裏話を公表した古賀氏に追随する大手メディアは現れないだろう。高名なジャーナリストでさえ、私怨を番組に持ち込むなという趣旨の発言をしているし、安倍礼讃の産経などはテレ朝を擁護するかのような始末だ。

 福島第一のメルトアウトが正式に確認され、ひょっとしたら溶けた燃料が直接しか水を汚染しているかもしれないような事態などは通り一遍で、家具会社の親子喧嘩を大々的に報道する。何度も書いているが、この国のメディアは権力監視という機能は失われた。政府発表を垂れ流すことによって利益を得る一企業とみるべきだ。唯一頼みにできるのは、弱小メディアと、ネットで伝わる海外メディアの報道くらいになってしまった。皆が気付いた時には遅いんだ。その時は自分もこの世にいないだろうから、再び、落ちるところまで落ちないといけないのかもしれない。

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