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2015年3月18日 (水)

【素人目線】第三回 電聖戦をみて思うこと。

 昨日、第三回電聖戦が行われた。囲碁ソフトの大会で優勝・準優勝したソフトが日本囲碁界で最多タイトルを有する25世本因坊治勲と戦うのだ。手合いは準優勝したソフト(ドルバラム)とは四子、優勝したソフト(クレージーストーン)とは三子での対戦だ。

 解説は昨年の電聖戦を戦った依田九段、聞き手は吉原六段と知っている人にとっては豪華な布陣である。平日なので生では観られなかったが、ニコニコ動画のタイムシフトで観た。真剣勝負の将棋の電王戦とは違い、こちらはハンデ戦だから、緊張感は低いが、依田先生と吉原先生のやり取りは、まるで漫才のようで大笑いしながら観られる。しかも、プロ棋士の思考とコンピュータの思考の違いを語ってくれるから、勉強にもなる。

 一局目はドルバラムが治勲先生の大石を取って、尚且つ、自陣の薄い石も守って中押し勝ちした。プロの意地があるのだからいい加減には打っていなかったと思うが、ツボにはまった時のコンピュータは強い。解説の依田九段なんて、わずか数手でコンピュータの勝ちを予言していた。

 二局目はプロ棋士に対しては初めての三子局だった。クレージーストーンが四子局では過去2回の対戦でプロに勝利していたからだった。しかし、序盤から劣勢は続き、勝てる目途がなくなると、疑問手の連発をしてしまうという、素人の私が見ても無様な対局になってしまった。

 モンテカルロ法という手法を使い格段に進歩した囲碁ソフトだが、囲碁では、コンピュータが人間に追いつくことが難しいことが良く分かる。ルールは単純だが、19路という絶妙な空間と「コウ」がその行く手を阻んでいるのか?おそらく現状のモンテカルロ法を進化させるだけでは人間を超えることはなく、革命的な手法の開発がないと難しいだろう。それは何年後になるか分からない。

 チェスがコンピュータに凌駕されたのに続き、将棋も風前の灯となった今、人間の知恵が唯一優っているともいえる囲碁。もっと注目を浴びても良いのだけれど、その面白さがなかなか伝わらないから、愛好者としては歯痒い。

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