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2015年6月30日 (火)

【素人目線】第70期本因坊戦第5局を観て思うこと。

 第70期本因坊戦第5局、200手までで白番・井山本因坊の中押し勝ちとなり、タイトルを防衛した。最後の2時間は手に汗握る攻防だった。左上隅の戦いは、どちらかが死ぬか生きるかの激しいものであり、大盤解説会での結城九段の解説がなければ、サッパリ分からない展開であった。

 NHK・BSで林七段はこのアテコミは手にならないだろうと言っていたが、非常に悩ましい展開になった。ここで黒が生きれば黒の勝ち、負ければ、白の勝ちのような様相だが、結局はコウになった。黒が勝てば生き、白が勝ってもセキとなれば黒の方が有利に思える。まして、白が展開する右辺は生きていない。両者、秒読みの中、一手ごとに評価が変わる。

 左上隅、結城九段の解説では黒が生きる図が出来ていたが、それも読み切れておらず、対局者の手順が正解だったようだ。控室では何人ものプロ棋士が検討を重ねているのだけれど、この変化はどちらが有利だったのか聞いてみたいものだ。

 この左上隅が最低でもセキとなったことから、黒は左辺の白石を取りに行く。この石を取れれば黒が勝てる。果たして、白はシノげるのか?コウ争いが続く。ただ素人目に見ても白の方がコウ立てが多い。最終的には、これ以上のコウ立てが続かないとみて、黒番・山下九段が投了した。

 野球で言えば、7回ぐらいから両軍が塁上にランナーを溜めながら、なかなかタイムリーが出せずにいるような感じだ。サッカーで言えば、もう両軍が放り込みあいをしているような感じか?毎回思うことだが、この面白さを囲碁を知らない人に伝えられたら、もっと普及するのに。

 棋聖戦に続き、本因坊戦でも山下九段は井山四冠に屈してしまった。先週金曜日に始まった碁聖戦でも落としてしまった。井山四冠と山下九段、この日本囲碁界トップ2の何が違うんだろう?素人にはその境目が分からない。でも、この2人の碁はとてもエキサイティングで観ている人を魅了することは確か。

 昨年暮れ、連続失冠した井山四冠だが、今年の対局をみると完全復活している。夢の七冠にまた一歩近づいた。タイトル防衛、おめでとうございます。

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