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2015年6月

2015年6月30日 (火)

【素人目線】第70期本因坊戦第5局を観て思うこと。

 第70期本因坊戦第5局、200手までで白番・井山本因坊の中押し勝ちとなり、タイトルを防衛した。最後の2時間は手に汗握る攻防だった。左上隅の戦いは、どちらかが死ぬか生きるかの激しいものであり、大盤解説会での結城九段の解説がなければ、サッパリ分からない展開であった。

 NHK・BSで林七段はこのアテコミは手にならないだろうと言っていたが、非常に悩ましい展開になった。ここで黒が生きれば黒の勝ち、負ければ、白の勝ちのような様相だが、結局はコウになった。黒が勝てば生き、白が勝ってもセキとなれば黒の方が有利に思える。まして、白が展開する右辺は生きていない。両者、秒読みの中、一手ごとに評価が変わる。

 左上隅、結城九段の解説では黒が生きる図が出来ていたが、それも読み切れておらず、対局者の手順が正解だったようだ。控室では何人ものプロ棋士が検討を重ねているのだけれど、この変化はどちらが有利だったのか聞いてみたいものだ。

 この左上隅が最低でもセキとなったことから、黒は左辺の白石を取りに行く。この石を取れれば黒が勝てる。果たして、白はシノげるのか?コウ争いが続く。ただ素人目に見ても白の方がコウ立てが多い。最終的には、これ以上のコウ立てが続かないとみて、黒番・山下九段が投了した。

 野球で言えば、7回ぐらいから両軍が塁上にランナーを溜めながら、なかなかタイムリーが出せずにいるような感じだ。サッカーで言えば、もう両軍が放り込みあいをしているような感じか?毎回思うことだが、この面白さを囲碁を知らない人に伝えられたら、もっと普及するのに。

 棋聖戦に続き、本因坊戦でも山下九段は井山四冠に屈してしまった。先週金曜日に始まった碁聖戦でも落としてしまった。井山四冠と山下九段、この日本囲碁界トップ2の何が違うんだろう?素人にはその境目が分からない。でも、この2人の碁はとてもエキサイティングで観ている人を魅了することは確か。

 昨年暮れ、連続失冠した井山四冠だが、今年の対局をみると完全復活している。夢の七冠にまた一歩近づいた。タイトル防衛、おめでとうございます。

2015年6月28日 (日)

百田氏は自ら捨石になろうとしていないか?

 6月25日に安倍首相を強固に支持する若手と言われる議員たちが勉強会(百田氏によれば飲み会のようなもの)を開いた際、百田氏の講演では「沖縄の2つの新聞社は潰れて欲しい」、「普天間基地の場所は元々田んぼで…」等々、沖縄県民に対する侮辱するような発言を行ったようだ。それに加えて、参加した議員からは、安保法制が遅々として進まないことに関して「マスコミを懲らしめないといけない、経団連に声をかけてスポンサー収入を絶とう」などと言ったようだ。

 翌日の安保法制委員会でもこのことは当然話題となり、百田氏との共著もある安倍首相は防戦一方だった。これ以上の混乱を避けるために、勉強会の責任者は1年間の役職停止という処分を下したが、この弱みを野党は徹底的に追及すべきだろう。責任追及をしつつ、今、大手メディアを抑圧している力を削ぐということだ。間違っても、国会審議を止めてはいけない。

 スポンサー収入を絶とうなんて、大手メディアの死活に関わる発言をしているのだ。これでメディアが沈黙するようなら、それこそ自分達は自民党の手先だと言っているのと同じだから、そういうメディアは信用しない方が良いと、誰もが分かるだろう。

 ただ、メディアの論調は、百田氏の方にばかり向けられている。その上、炎上ついでに本当に潰れて欲しいのは、朝日、毎日、東京などとツイートし、尚且つ、今日も暴言を放ち続けている。まるで自らが捨石となって世論をそらしているようにしか思えない。元々、氏はこういう思想の持ち主であるのだから、それを今更どんなに批判したって変わるわけがない。もう一生喰っていくには困らない金は稼いでいるのだ。だから、氏のことは無視して、違憲法案を通そうとしている安倍政権に批判を集中すべきなのだ。

 私の趣味が囲碁だから、どうしてもそれに例えてしまうが、部分的なことにばかり囚われて大局観だけは見失うと、知らぬ間に逆転される。自公は数の力で通そうと思えば、いつでも通せてしまうんだ。その状況だけは忘れてはいけない。

2015年6月24日 (水)

和歌山電鉄、貴志訳の三毛猫「たま」駅長が天国に召された。

 和歌山鉄道、貴志駅の三毛猫「たま」駅長が一昨日、亡くなったという。人間でもないのに「亡くなった」という表現はおかしいけれど、そもそも人間が猫を駅長と呼んだのだから、「新だ」より「亡くなった」という方が適切ではないかと思う。猫の16歳は人間で言えば80歳にあたるというから、天寿を全うしたのだろう。

 「たま」はもともと捨て猫だった。それを商店街の人達が守り、育て、貴志駅の名物駅長にまでなった。この猫にとって、こうしたとが良かったのかどうかは分からない。のんびり気ままに生きて天寿を全うすれば幸せだったのかもしれない。でも、世界中探しても、この猫くらい経済効果を与えた猫はいないだろう。つい先日は中東ルジャジーラが取材したということも聞いた。

 おそらく明日の各局ワイドショーではこの猫の死を悼む報道がなされるだろう。それは悪いことではないけれど、これを機に、犬猫の殺処分問題までに踏み込んで欲しい。この猫だって、最悪は殺処分になっていたかもしれないのだ。

 人間のためにここまで尽くしたのだから、天国ではゆっくり休んで欲しい。一度、生で観たかったな。ありがとう。

2015年6月23日 (火)

戦後70年「沖縄慰霊の日」、安倍首相はよく平気で慰霊の言葉なんて言えるな。(怒)

 今日は沖縄慰霊の日だ。太平洋戦争末期、戦況は圧倒的に不利だったのに軍部の馬鹿な連中が「本土決戦辞さず」などと言って、突き進んでいった結果、沖縄では20万人以上の人が亡くなった。いや、「馬鹿」という表現は悪かった、もう行きつくところまで行かないとどうしようもない状況に追い込まれていたのだろう。最終的には自分達も死を覚悟していたから、誰も止めようとは言えなかったのではないだろうか?いずれにせよ、もうあんな悲劇は繰り返してはいけないと、日本人の殆どの人が感じていると思う。

 しかし、今日、慰霊の言葉を述べた安倍首相には罵声が浴びせられた。自分達今沖縄で民意を無視して行っていることを棚に上げ、官僚の書いた文章を淡々と読む。沖縄の基地負担軽減…、笑わせる。わざわざ沖縄まで行ったのに翁長知事とは会談すらしない。この男にとっては、アメリカに言われたことを淡々と実行すれば良いのであって、沖縄県民のことなんてどうでも良い。

 テレビでは、糸満市にある戦没者の名前が刻まれた碑の元で祈る家族の姿を映していた。何の罪もない人達が殺される。それが戦争であり、それ以下のものはない。悲しいかな、今、この時点でも中東ではこうした悲劇が繰り返されている。しかし、今日、立派なコメントを述べた首相は、積極的平和主義と日本語を歪曲し、平和憲法下でも他国の戦争においても介入しようとしている。それなのに、現政権に蹂躙されているメディアの世論調査だが、そんな人を支持する国民が5割近くいることに落胆せざるを得ない。

 この違憲安保法案が通ったところで、すぐには行使されないだろうなんて思っていたが、南シナ海で中国が基地建設を進めていることに対して、日本の自衛隊とフィリピン軍が合同演習を始めた。集団的自衛権行使の例としてはホルムズ海峡封鎖の機雷除去しか上げていない政府だが、南シナ海の方が急場ではないか?

 日本は過去の経験から、負の連鎖に加わってはいけないんだ。普通の国ではないんだ。絶対に「戦争をしない国」を貫かなければならない。一刻も早い現政権崩壊を望む。

2015年6月22日 (月)

狂気の沙汰。国会を95日も延長してまで、多くの学者が違憲という安保法案を通すのか?

 かつてここまでの独裁政権があっただろうか?少なくとも私が物心ついてからは初めてだ。特定秘密保護法案でマスコミを黙らせておいて、去年、これまでの憲法解釈を変更して集団的自衛権を”閣議決定”した。今年になって、アメリカで戦争があればアメリカの下請けになりますよという安保法案成立を明言してしまった。

 200人以上の憲法学者が、この安保法案は現行憲法下では「違憲」だと言い、今日は元内閣法制局長官2人も「違憲」と発言した。唯一、この法案の根拠としている約50年前の砂川事件も、アメリカの公文書によって、その裁判が恣意的な判決だったということが書かれているらしい。集団的自衛権の例としてはホルムズ海峡に機雷が撒かれた場合の除去などと馬鹿の一つ覚えのように語るが、機雷を撒くのはどこの国なのか?イラン?イエメン?この2国は友好国らしいではないか?もう、論理破たんもいいところ。

 筋が通らない話ばかりだから、国会でちょっと変化球の質問があれば、満足に答えられず、官僚の作った作文を読むか、質問者にヤジを飛ばすという暴挙に出る。民主党政権下だったら、これだけで不信任扱いになってもおかしくないのに、メディアは批判的には伝えない。

 それなのに、今月24日で終わる通常国会の日程を何と、95日間も延ばしてまで法案成立を目指す。もう狂っているとしか言いようがない。何でそんなに急ぐのか?NHKを初めとするお手メディアを牛耳っている間に、決めてしまおうというのか?

 今やるべきことは、こんな戦争可能法案よりも東日本大震災の復興やこの政権によって円安で物価高になった上に、消費増税で苦しめられている人々を救済するのが先だろう。株価だけが上がれば景気回復などと思っているのか?その株価だって、年金資金を突っ込んでいることが大きいではないか?株価が下がったらアウトだ。

 ああ頭にくる。こんな嘘つき連中どもがこの国を牛耳っていることが腹立たしい。それなのに、テレビからの情報源が以前として大きいこの国の人達は、現政権を5割近く支持しているという有様だ。戦場に行かされる人の身になって考えることが出来ないのか?今すぐに戦争なんてことはないだろうが、自分達の孫や子供の世代が何の罪もない人達を殺すかもしれないんだ。それで良いのか?ネットの論調と大手メディアの報道の落差が大きすぎて悲嘆にくれる。

 

2015年6月19日 (金)

お笑いコンビ・ピース又吉氏の『火花』が芥川賞候補に選ばれたことは素晴らしいが…複雑な気分。

 お笑いタレント、ピースの又吉氏が執筆した『火花』が芥川賞にノミネートされた。私は読んでいないので小説の内容については批評する気はないが、正直って素晴らしいことだ。純文学という分野がこれほど脚光を浴びたのは数年前、綿矢りささんと、金原ひとみさんが同時受賞して以来のことではないか?ネット等の影響で年々本は売れなくなっているのだから、話題性という面でも貢献していると思う。

 しかし、又吉氏ばかりを持ち上げるメディアの報道の仕方は酷い。他の候補者のことも同じように取り上げろと叫んでしまった。テレビに出ているお笑い芸人だから別格なのか?本を宣伝しているようなものだ。これでは又吉氏が真剣に文学界に挑んだのに、胡散臭いものになってしまう。現段階では同列で扱って、受賞したら大騒ぎすれば良いではないか?

 まあ、またメディア批判になってしまうが、根本的にはTV局は話題が盛り上がって視聴率が取れればそれで良いんだ。いかに愚民どもの関心を引き、数字を上げて、スポンサー収入を上げるかということに尽きる。夕方のニュース番組なんて、食い物や旅といった特集がどこかで組まれている。視聴率を分析すれば、愚民はその話題が好きなんでしょう?ということなのだ。

 もちろん、TV各局が不景気から番組予算が削られているから、そういう内容を組まざるを得ないことは承知している。安保法制や派遣法改正、沖縄基地問題、原発、TPP等、将来の日本を左右することを取り上げても、この時間帯にTVを視聴している人達には関心がないと踏んでいるのだ。空気はこうして作られる。残念ながら、気付いた時には遅りけれど、行きつくところまで行かないと、変わらないだろう。

 話は元に戻すが、芥川賞が選考委員によって、どういう視点で選ばれるかどうかなんて、庶民には分からない。数えきれないくらい小説はあるけれど、読む人によって感じ方は違うのだ。おそらく芥川賞、直木賞、その他の賞に関しても、結局は本を売りたい側の視点に立っているということを忘れていけない。そういうネガティブな面を批判しつつも、この話題で本を読む人が増えてくれることを望む。

2015年6月16日 (火)

政界引退表明した市長が国政に関与するな!

 今月初めの衆院憲法調査会で自公が推薦した憲法学者さえも集団的自衛権は憲法違反と断言してことから、政府与党は明らかに動揺している。大昔の砂川事件まで持ち出して安保法制は合憲などと言いだしているが、憲法学者の殆どは論破している。読売系のNNN世論調査でも内閣支持率が41%まで低下している。

 旗色が悪くなりだしたからか、一昨日、政府側は安倍、菅、維新は橋下、松井の4名で3時間に渡って会談した。労働法制で維新の党が他の野党から抜け駆けして協議に応じたから、これ見よがしに、安保法制でも協力依頼したのではないかという推測がなされている。

 先月の大阪都構想を巡る住民投票で、自民党は反橋下を打ち出し敗北に追いやった。そして、橋下市長も政界引退を宣言したはずだ。それなのに安保法制では協力を仰ぐという支離滅裂な展開。全く筋が通っていない。それに応じて会談後、憲法学者をツイッターで批判する橋下市長という男を誰が信用出来ようか?

 どいつもこいつも嘘つきばかり。大手メディアは批判すらしない。国民の多くも相変わらず、この胡散臭さを容認してしまうのか?詭弁の天才が、今度はどうやって大衆を扇動しようとしているのか?少し恐ろしい気がする。

 

2015年6月13日 (土)

北海道砂川市で起こった一家5人が死傷した交通事故について思うこと。

 1週間前、北海道砂川市で軽ワゴン車に乗っていた家族の車に信号無視して猛スピードで衝突した交通事故が起こった。家族5人のうち4名は死亡し、中学生の次女が重体となった。http://mainichi.jp/select/news/20150607k0000m040108000c.html

 このニュースを知って不思議に思ったのは、亡くなった長男は事故現場から1.5㎞も離れた所で発見されたということだ。ところが驚くべきことに、最初の衝突で軽ワゴンから投げ出された長男を別の車が引きずっていったというではないか?しかも、信号無視して突っ込んだ車と、長男を引きずった車の運転手同士は友人関係にあり、直前まで飲酒し、尚且つ、レースまがいのことをやっていたようだ。

 3日前ぐらいに、長男を引きずった車の運転手は轢き逃げ容疑で逮捕され、昨日、信号無視して突っ込んだ車の運転手も逮捕された。また、同乗していた3人も事情聴取されているらしい。運転するのを知っていて同乗していたのだから罪は免れないし、酒を提供した飲食店も相応の罰が下されなければおかしい。

 いくら交通量が少ない道でも猛スピードで信号無視するのはあり得ない。尚且つ、振り払うかのように蛇行しながら1.5㎞も人を引きずった挙句に逃げている。その心情が全く想像できない。

 酒気帯び運転でスピード超過、信号無視、4人死亡1人重体だ。しかも、別の男は引き逃げまでやっている。あまりにも酷すぎる。だけど、おそらく人々の多くが忘れたころに裁判が始まる。果たして、これでも危険運転致死傷罪に問われることはないのか?メディアはちゃんと伝えるのか?とても気になるところだ。

 人の振り見て我が振り直せ。私も毎日運転するから事故を起こさないように注意している。ただ、時間に追われているからイライラしがちだ。信号の切り替えだってギリギリで通過することも多々ある。でも、間に合わないものは間に合わないのだから無理するのは止めよう。時間に間に合わないのは私が悪いわけではない。ギリギリの設定が悪いのだ。事故を起こしたら何もならない。この事故を機に意識を変えよう。

 亡くなられたご家族のご冥福をお祈りするとともに、今なお、病床にある少女の早期恢復を願う。

 

2015年6月11日 (木)

大学は企業の即戦力を養成する機関にするつもりなのか?

少し前の記事だけれど、「国立大学の人文系学部・大学院、規模縮小へ転換 文科省が素案提示 http://www.sankei.com/life/news/150528/lif1505280016-n1.html 」(産経新聞)は、着実に日本を戦前回帰するものだと思った。

戦前は「お国のため」と言っていたが、今は言葉を変えて「社会ニーズに即した…」ということになるのか?恐ろしい。大学は勉学の場であって、社会ニーズ云々を言われるところではない。確かに大学に入って遊び呆けている人も大勢いるし、真面目に勉強している人もいる。だけど、日本の場合は、大学期間は社会勉強をする唯一の時間帯だ。子供から大人へ脱皮する時に様々な経験をする絶好の機会なのではないか?

まあ、こんなことを文科省が掲げるのも、新自由主義の意向を忖度して、大企業に即戦力となる人材を供給しようというものだろう。それに予算も絞られているから、なおさらだ。東大からエリート官僚になった人達は、自分達が味わえなかった大学生活に嫉妬しているのかもしれない。

そもそも大学の時点で、自分が社会に役立つ人間にならなきゃいけないなんて思わせる思想が気に入らない。それは個々人の自由であって、優秀な人はそれなりに自分に合った道を模索して進んでいく。この道がベストなんて誰が決めていいのか?

30数年前、私がまだ高校生だった頃、文系か理系かの選択があった。私は数学が出来なかったから文系を選ばざるを得なかったが、その時、冗談半分で「もし戦争が起こったら学徒動員されるなぁ」なんて語ったものだった。だけど、昨今の情勢を垣間見ると、まさか、そんな冗談が信憑性を帯びてくる時代になるとは、思いもよらなかった。

安倍政権になって、特定秘密保護法で国民の知る権利を一部はく奪し、マイナンバー制度で個人情報を管理する。この国の政府、役人は国民の税金で喰っていながら、国民を徹底的に管理しようとしているとしか思えない。無関心で裕福な国民が多い中、こんな不安を覚えて仕方ない。

2015年6月 9日 (火)

潮目は変わりつつあるのか?いや、変わって欲しい。

 先日の衆院憲法審査会で与党推薦の参考人すら、現行憲法下での集団的自衛権行使容認は憲法違反と述べたことから空気が変わりつつある。まして、中谷防衛大臣が安保法制を成立させるために憲法解釈を変えるというニュアンスの発言を行ったから、立憲主義の精神に逆らっているという批判が多くなった。

 NHKを初めとする読売、産経の御用メディアは政権寄りの発言しか取り上げないけれど、日曜日に谷垣幹事長等々が都内で行った遊説は早々に退散してしまったようだ。

 憲法が制定されてから集団的自衛権は認められないということが定説になったのに、それを一内閣で覆して、しまうというは絶対におかしい。もし、「合憲」だというなら、190名もの憲法学者と戦って論破してみせて欲しい。今更、砂川事件判決を取りだしているけれど、これはとっくに論破されているはずだ。

 日本は先の大戦で自国民だけでも300万人以上の方が亡くなり、アジア地域ではどれだけの犠牲者が出たのか分からないくらいの過ちを犯してしまったことは確かなのだ。だから、戦争放棄の憲法を容認したはずだ。

 それなのに、一政党が数を持った途端、戦後レジームの脱却などと言って戦前回帰に走る。大手メディアも追随する。アメリカに押し付けられた憲法だからけしからんと言いながら、アメリカの下請けになろうとするのは笑いものだ。

 ただ、悲しいかな、国民の大多数はNHKは間違った報道はしないし、この空気に逆らうのは良くないと思っているきらいがある。忙しさに紛れて、自分で考えることをしなくなり、テレビに出てくるコメンテーターの意見に左右されてしまう。
今が良ければそれで良い。自分に被害が及ばなければそれで良い。一個人が異を唱えても仕方ない。デモなんて左翼のするもの、怖い怖い。大人しくしていようということになってしまう。

 ただ、先日起こった年金機構の個人情報流出もあり、少しは権力の胡散臭さに気付いてきたのかな?政府広報紙の一つ、読売新聞でさえ、内閣支持率が5ポイント低下したようだ。もっとも、まだ5割以上あるけれど(笑)。

 とにかく、こんな法律を通したら、後々、自分達、いや、その次の世代に大きく影響を与えることだけは間違いない。庶民の良識に期待する。

2015年6月 7日 (日)

ニフティがいけないのか?それとも、PC自体がいけないのか?

 このブログはニフティのココログで書いている。このところ、入力中に確定した文字列が再び青い帯がかかり、エンターキーを押すと消えてしまうことが頻繁にある。これは1月に替えたPCが悪いのか?それともニフティのウェブサイトが悪いのか、サッパリ分からない。

 200文字ぐらい入力してから、消えてしまうと、もう書く気にならない。今、この時点でも確定後、カーソルが飛んだり、青い帯がかかったり、それはそれは油断ならない状況だ。一旦、メモ帳に書いておいて、コピペするのが一番安全なのかもしれない。もう、訳が分からない。

2015年6月 5日 (金)

憲法学者の意見も無視か?独裁国家になりつつある感じがして怖い。

 昨日の衆院憲法審査会で参考人として呼ばれた憲法学者3名が、現政権が昨年の集団的自衛権行使容認は憲法9条に違反すると述べた。驚くべきことは野党推薦の方々だけではなく、与党が推薦した学者も「違憲」と述べたことである。元々は違う学者に頼んでいたらしいが体調不良を理由に断られ、代わりに推薦された学者だったようだ。その時の映像を見ると、自民党で改憲を推進する船田氏は呆気にとられている。

 さすがに自民党幹部も焦ったのだろう、もう火消しに躍起だ。官房長官は記者会見で「合憲」という著名な学者は大勢いると言う。そもそも、それなら最初からその人を呼んでくれば良いのに、恥の上塗りだ。ところが「誰なんですか?挙げて下さい」という突っ込みを入れる記者がいない。政権の意向を忖度した記者クラブの連中ではただパソコンを打つだけなのか?政権の広報機関と言われても無理はない。

 テレビは見ていないので、どう報じられたかは分からないけれど、私の両親がそのことを知らないということは少なくともNHKのニュースでは大々的に取り上げなかったとしか思えない。勿論、ワイドショーなどでも取り上げてないだろう。
 
 今回の安保法制は、平和憲法下で他国の戦争に加担できるという、これまで70年間の認識を大幅に変えることなのだ。識者の方の中にはドイツがワイマール憲法下で全権委任法を成立させて第二次世界大戦を引き起こしたことに似ているという。そういう姑息な手段を使ってまで、何故、変えなければいけないのか?全くもって理解できない。そんなに変えたければ、まず、憲法改正が先だ。正々堂々とやればいいではないか。

 国会答弁を少しだけ聞いても、言っていることはコロコロ変わるし、首相と防衛大臣の言ってることすら完璧に一致しない時もある。こんな状態でも時間が経てば強行採決するのか?おそらくアメリカとの約束などと言って、おそらく多くの国民が本質を知らないうちに、成立させてしまうだろう。。すぐには戦争なんて起きるはずがないと思っている人が大多数で、そして実際に戦地に向かうのは、まずは自衛隊だから。

 現政権を支持する人が5割もいることに嘆くばかり。

2015年6月 2日 (火)

日本年金機構から125万件の個人情報が流出していたことについて思うこと。

 昨日、日本年金機構が125万件に及ぶ個人情報流出が発表された。職員がメールに添付されたファイルを開封してウイルス感染してしまったようだ。情報セキュリティや個人情報保護について齧ったことのある私にとっては、”やっぱりな”というのが最初の印象だった。

 原因は職員にメールに添付されたファイルを開いてしまったために、ウイルスに感染したころだろいう。私が気に入らないのは、これほど重要な情報に対して、職員のパソコンから簡単にアクセスできるということだ。どこのシステム屋さんが構築したのかは分からないが、いい加減ではないのか?職員のうっかりミスで済まそうとしていないか?すでに詐欺を疑わせる電話が掛かっているいるようだ。これで被害を受けたら、国が保証してくれるのか?

 情報セキュリティなんて、技術的にはイタチごっこだし、情報流出の原因の大半がニューマンエラーによると報告されている。流出されるのが前提で対策に取り組む必要がある。今回だって、ウイルス感染までは仕方ない。だけど、その前に、こうした重要情報に関しては、2重3重のアクセス制御の仕組みがあってもいいはずだ。それがあったのか?この件についてはしっかり検証するとともに、国民に対して、どういう危険があり、どう対処したらいいのかを周知する必要がある。

 こんな状況下で、マイナンバー制度なんで導入して大丈夫なのか?国民一人一人にふられた番号で、様々なことが分かったしまう。CMで利便性ばかり喧伝しているが、国が国民を管理する制度としか思えない。情報の一極集中くらい怖いことはない。311以降認識したのは、権力側は最終的には自分たちの利益を最優先するということだ。個人個人は立派なのかもしれないけれど、政治家や官僚は一旦、その組織に入れば、その呪縛から逃れられない。平気で嘘をついて、国民を愚弄する。ただ、悲しいかな大手メディアの情報を疑わない人達が大半を占めているから、直接、痛い目に合わない限り容認してしまう。暗澹たる気分は一向に払拭できない。

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