« 呪われているな。2020年東京五輪エンブレムが使用中止になって、思うこと。 | トップページ | 常総市で起こった洪水被害について思うこと。 »

2015年9月 4日 (金)

【素人目線】第40期名人戦第1局を観て思うこと

 昨日から三大タイトル戦のひとつである第40期名人戦が開幕した。井山名人に挑戦するのは、昨年末彼から天元位を奪い、先月山下九段とのプレーオフを制した高尾天元だ。孤高のイメージがある山下九段とは違い、高尾天元はそのブログからも親しみやすさが伝わり、ファンも多い。果たして、この7番勝負はどう展開するのか、始まる前から期待していた。

 ニギリの結果、先番は高尾天元になった。昨日はスマホアプリの「幽玄の間」の不具合でタイムリーには観られなかったが、いつになく早い進行で86手まで進んだ。左上隅のコウ争いになるのか・・・。やはり、そうなった。白がこのコウに勝てば、左上隅の黒は全滅する。

 そして、私が注目したのはこの95手目のコウ立て。これに白が受けるかどうか?受けなければ、当然、この白一団は攻められる。

40195
 井山名人は受けずに、左上隅のコウを解消した。ここで素人ながら、地合いでは白が有利だと感じた。なぜなら、白は左上隅から左辺、左下隅、右上隅で約60目の確定地、かたや黒は約40目の確定地+中央の厚みに伴う地がどれくらいつくか?のように感じたからだ。当然、下辺の白は仕留めるか、あるいは攻めながら中央に大きな地を作っていくか?ということになる。

 下図、黒109手目。この時点で白の大石が生きるなんて素人の私には夢にも思わなかった。たまたま観たニコ生の解説でもコウにするのがやっとの状況なのだから。しかも、黒にとっては花見コウ。取れなくても自分自身には痛くもかゆくもない。それどころか、この白をイジメながら中央の地を広げられるのだ。

401109 

 ツイッターでは高尾天元と同門の三村九段が仕留められそうなことを呟いた。恥ずかしながら、素人の私が白なら、打ち続けるかもしれないが諦めの境地になる。ところが、信じられないことに、ここからコウに持ち込み、尚且つ、コウ立てが白の方が多いとみてか、黒は中央を囲い始める。果たして、この白の大石は本当に取れなかったのか?これはプロの方々が検討を重ねていることだろうから、その結果を待ちたい。

 そして、午後4時40分、白180手目をみて高尾天元は投了した。素人目には中央の黒地と右辺から右下の黒地がかなり大きいように思えるが、ソフトの形勢判断機能を使うと、この時点で盤面5目白がリードしている。とても6目半のコミを出せる状況ではない。

401_2

 タイトル戦での感想では、いつも素人がこんな碁を真似できないと書いている。ただ、序盤での方向性、中盤では何でこの手を打つのか?狙いは何か?という考え方を知るのは勉強になる。私が行うPCとの戦いでは、先手がなかなかとれないというジレンマに悩まされる。形勢判断力と死活能力が低いから、なかなか手抜きできないのだ。今局を観て、井山名人の凄さを改めて感じた。爪の垢でも煎じて飲みたい気分だ。





 

« 呪われているな。2020年東京五輪エンブレムが使用中止になって、思うこと。 | トップページ | 常総市で起こった洪水被害について思うこと。 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/219908/62218000

この記事へのトラックバック一覧です: 【素人目線】第40期名人戦第1局を観て思うこと:

« 呪われているな。2020年東京五輪エンブレムが使用中止になって、思うこと。 | トップページ | 常総市で起こった洪水被害について思うこと。 »

2017年5月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      
無料ブログはココログ