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2015年9月

2015年9月30日 (水)

シリア難民問題は解決するのだろうか?

 3週間ぐらい前、トルコ沿岸に打ち上げられたシリア難民の幼児の写真で、私を含めた日本人の多くがその痛ましさに心を揺さぶられただろう。欧州各国は受け入れ枠を設定したけれど、一説には700万人とも言われるシリア難民を全て受け入れることなんて出来ない。日本にも受け入れ要請はあるだろうが、千人までかな。おめでたいことに○○首相はロイター記者の質問にも、難民を人口問題にすり替えて滅茶苦茶な回答をしていたし、お金は出すらしいが、貧乏人を助ける気なんてサラサラないことは確かだ。

 もっとも、今の日本では仮にシリア難民を受け入れたとしても、どう処遇するのだろうか?難民キャンプなんて出来ないし、収容施設なんてあるのか?言葉も文化も全く違う人達を受け入れる度量が国民にあるとも思えない。金を出してお茶を濁すくらいのことしかできないのは仕方ないことなのかもしれない。

 しかし、日本人が自然災害によって、あるいは原発事故によって、難民化することは無いとも言えないのだ。おそらく心ある一部の官僚は考えているかもしれないが、そんなことを訴えても出世には縁がないのだから闇の中に葬られてしまう。何かことが起こったら、日本人は金持ちを除いて、心中するしかない。小松左京原作の日本沈没のようなことは起こらないということだ。

 話がそれてしまったけれど、このシリア難民問題を解決するには、シリア内戦の終結とISISの殲滅に懸かっている。しかし、ロシアはシリアのアサド大統領を擁護し、反アサド軍を支援したアメリカの争いに乗じて、ISISが加わり、終わりの見えない戦争状態が続いていると思う。国連総会でも確固たる解決策は示されなかった。どちらかが根絶やしになるまで続くのか?最近、私は疲労感に拍車がかかっているせいもあって、暗澹たる気分にならざるを得ない。せめて子供達だけは助けてやって欲しいと願うばかり。

 

2015年9月26日 (土)

【素人目線】第40期名人戦第3局を観て思うこと。

 9月24、25日、甲府市で行われた第40期名人戦第3局は、148手までで白番井山祐太名人が中押し勝ちして、対戦成績を3勝0敗とし、3連覇に王手をかけた。序盤から激しい戦いの碁となり、1日目、私はどちらが有利なのかサッパリ分からなかった。

 そして、80手目の封じ手から、更なる混戦模様に突入する。黒93のカタツキから、素人目には右辺から中央に向かう白の大石が如何にせん、危なく見える。黒の包囲網が出来上がりつつある。ただ、三村九段はコウに持ち込むことは可能という図をツイッターに投稿してくれた。でも、コウに負ければ終わりなのである。

 下図、黒131になった時でも、どうみても白に二眼はない。右辺に一間トビした所と15-十三辺りに眼は出来そうだが、大丈夫なのだろうか?

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 でも、よく見れば、中央の黒にも二眼できるかどうか怪しい。ひょっとしてコレを狙っているのか?ようやく、ここで名人の意図が分かる。だけど、白の三子よりも周りの黒の方が厚いように見える。出来るのか?取れなかったら終わりという戦い。これも読んでいるのだろうか?

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 それは素人の杞憂だった。結局はそこから17手目のノゾキを打ったところで、高尾天元は諦めて投了した。上の終局図を見れば、物の見事に中央の黒石が取れている。凄い。結果的にみれば、黒が左下隅三々に入らず、中央に手を入れておけば良かったのか?ただ、地合い的には白の方が良かったのかもしれない。

 高尾天元はこれで後がなくなってしまった。先週の半目負けが悔やまれる。無心の境地で立ち向かうしかないだろう。今年初めの棋聖戦も山下九段は3連敗の後、3連勝までは返した。頑張って欲しい。

 

 

2015年9月25日 (金)

「一億総活躍社会」…暗澹たる気分になったのは自分だけ?

 昨夕○○自民党総裁が、再任の記者会見を行った。この男の顔は見たくないし声も聴きたくないから、当然観てはいないが、ツイッターのタイムラインには載ってくる。「一億総活躍社会」、「新三本の矢」、「GDPを600兆円に」…よく恥ずかしげもなく言えるな。何の具体策もないただの願望じゃないか。それを、さも素晴らしいかのように報道しているメディアは自分達が如何に酷いことをしているか分かっているのか?だいたい○○ミクスだって完全に失敗しているじゃないか。

 確かに大量の資金を供給して円安に誘導し株価を吊り上げた。その株価を維持するために、年金資金までつぎ込んでいる。実態は分からないが、一説によれば、7兆円の赤字が出ているらしい。物価を2%上昇させることも出来なかった。消費増税のおかげでGDPはマイナス、介護報酬引き下げの影響もあって、介護施設の倒産件数はうなぎ上り、労働法制改悪で非正規労働者は増え、格差は広がるばかり。こんな状態で、どうやって実現するんだ?

 結局、「一億総活躍社会」というのも、一部富裕層のために庶民は過労死するまで働けということではないか?自民党の改憲案を見れば、簡単に想像できる。それなのに、何でこんな政権に約4割もの人達が支持しているんだ。

 その上、先週末、共産党が他の野党に呼びかけた選挙協力も、やはり頓挫しそうな感じだ。この政権を潰すには、まず来夏の参院選で野党が勝たないと話にならない。戦争法案是か非かの一点を争点にして自民党の対抗馬を立てていかなければ勝てるわけがない。SEALDsの学生達から「私たちはあなた方を信じていない、選挙前になれば、どうせバラバラになるんでしょう?」と見透かされている。

 調子に乗ったのか、来夏の参院選は改憲も視野に入れると○○は言ったようだ。そうなると、完全に戦前に戻ってしまう。それでいいのか?暗澹たる気分になる。

2015年9月20日 (日)

共産党が他党との安保法廃止を訴えて選挙協力を求めてことについて思うこと

 昨日、共産党の志位委員長が、今回の安保法案成立を受けて、野党に安保法廃止の為の一点で選挙協力をしようと呼びかけた。これまで共産党は誰が考えても勝てない選挙区でも全て候補者を立ててきた。その結果、反自民の票が割れ、自民党議員を勝たせてきた。私は自民党の補完勢力のようにしか思えなかった。

 しかし、今回の安保法制は戦前回帰のみならず、民主主義のルールも破壊したことを危惧したのか、それとも、国会前に集まった何ら組織に属さない人々の叫びに呼応したのか、突如、国民連合政権を訴えた。

 今まで、低投票率に加えて、自公に対する受け皿がなく投票は分散してしまった。得票数では自公より、野党の方が上回っているのに、400名を超える人が当選しファシスト政権が誕生してしまった。昨年末の衆院選でも沖縄では野党の全勝だ。2か月ほど前の岩手県知事選挙では候補者も立てられなかった。野党が一致結束して、安保法是か非かの選挙を繰り広げれば、ファシスト自公を駆逐できる。

 問題は他の野党5党がどう対応するか?今まで通り、自分たちの政策だけを掲げて分散選挙を実施して負ける道を選ぶのか、延べ数十万人の人達が集まった声に応えるのか?その判断が注目される。一番、懸念されるのは民主党だ。彼らの中には集団的自衛権容認のアベと同じ日本会議にいる連中がいるのだ。仮に野党連合が勝ったとしても、トロイの木馬のごとく連中が破壊し始める。2009年民主党が政権を奪還しながら、米国と官僚に負けたのは、それが大きかったように思う。

 一番スッキリするのは、この安保法に賛成するのかどうかの踏み絵を踏ませた後、解党して出直すことが望ましい。もう民主党という党は、あまりにも国民を裏切った政権として浸透してしまっている。(そうさせたのは大手メディアだけど)

 誰が何を言おうが、今回の安保法制は憲法改正なく、日本を戦争可能な国に変えてしまった。私はこのプロセスが一番気に入らないし憤怒している。そんなに自国が危ないなら、正々堂々と憲法を改正すべきではなかったか。

 でも、悲しいかな、怒っている人はほんの一握りで、多くの人たちは昨日から始まった5連休で関心も薄れているのではないか?今夕、発表された共同通信や毎日新聞の世論調査でも、約4割もの人達が、このサイコパス内閣を支持している。暗澹たる気分だ。来年夏までには全て忘れると語った政府高官の目論み通りではないか。

 ただ、ここで絶望してしまってはいけない。若い力は成長してきている。私自身、彼らに活を入れられた。「終わってるなら、また始めればいい」。この国の民主主義を取り戻す為に、陰ながら、いや時には前面に出て彼らを支援しよう。

2015年9月19日 (土)

【素人目線】第40期名人戦第2局を見て思うこと。(棋譜無)

 9月17日~18日にかけて行われた第40期名人戦第2局は、黒番・井山名人の半目勝ちになり、2連勝となった。主催者の朝日新聞以外ではこの程度の取り扱いだ。仕方ない、囲碁なんて世間では話題すらならないのだから。でも囲碁愛好者の私は、昨日はニコニコ生放送でプロ野球やサッカーを観るより、ハラハラドキドキしながら観ていた。それくらいスリリングな対局だった。

 1日目の打掛では、右下隅に黒が亀の甲60目と言われる厚みを作り、尚且つ、左辺で大きく模様を張ったあげく、上辺に打ち込んだ。素人目には、どう見ても井山名人有利な展開だった。その上、その打ち込みから打ち進む手順は感心させられるばかりだった。ニコ生解説の大橋六段も、井山名人の打ち回しに称賛しきりだった。勝負あったな、と思って夕食のため、30分ほど観なかった間に局面は変わっていた。白(高尾天元)が左辺の黒模様を大きく荒らしていたのだ。

 形成は一気に白有利の展開になる。素人には黒の何が悪手だったのか分からない。でも、この時点で秒読みに追われる井山名人に誤算があったのか。おそらく盤面で白が良いような感じだ。黒には6目半のコミ(ハンデ)があり、白より7目以上の地がないと勝てない。万事休すか?ところが井山名人は諦めない。

 あのケイマが井山名人の妙手だったのか?あるいは高尾天元の読み間違えなのか?白が取っていた筈の下辺・黒3子が生還してしまった。両者、秒読みの段階で、1分では深く読めなかったのだろう。その差は一気に縮まり、半目勝負の様相を呈してきた。解説の大橋6段も、「難しい」の連発だ。何せ石一個分の差しかないのだ。この僅差になると、一手、手順を誤ることもできない。

 最後は半コウ勝負になった。囲碁を知らない人にとっては、何で石を取ったり取られたりが繰り返されるのかと思うだろう。でも、石一個分だけの差だから、ここでのコウ争いに勝った方が勝利する。結局、井山名人がそのコウに勝って、終盤での逆転勝ちをおさめた。これが井山マジックなのか?あらためて、プロの凄さを思い知った。

 

憲法違反の安保(アメリカの戦争下請け)法案が成立したことについて、思うこと

 本日(9月19日、午前2時すぎ)、安倍政権が提出した安保関連法案が成立した。私に言わせれば、アメリカの軍事費を削減させるために、日本が戦争の兵站部隊加わるという、下請け法案だ。大詰めの昨夜は国会前で多くの人達が「野党頑張れ!」の声を上げた。その声に押されて、長々と演説を行うフィリバスター、山本太郎議員は1人牛歩などを行ったが、その動きも封じられた。数が全てでは到底敵わなかった。

 私が珍しく遅く起きた朝5時、国会前でSEALDsの奥田君が最後のスピーチをしていた。でも彼に悲壮感はなく、むしろ、これからが始まりの雰囲気に溢れていた。政権を露骨に支持するメディアからは批判され、無数のネトウヨからの誹謗中傷を受けても、全く怯まなかった。公聴会でのスピーチは秀逸だった。

 今回、安倍政権の暴挙によって、この連中の欺瞞、狡猾さに気づいた人も多いと思うが、残念ながら、我関せずの人も多いだろう。選挙に行かない人が5割弱もいるんだ。邪推だが、新自由主義に侵され「自分さえ良ければ、それで良い」という風潮が蔓延してしまったからだ。

 これから賛成した議員への落選運動が起こるし、裁判も続くだろう。しかし、「国民はそのうち忘れる」なんて馬鹿にされても、果たして、来年の夏まで本当にこの怒りを続けられるだろうか。おそらく政府と結託したNHKをはじめとするメディアは国民の意識から反らすような報道やバラエティーで誤魔化してくる。いざ、選挙になっても、安保法案は争点化しないように誘導する筈だ。自民ネトサポもこういうブログには攻撃してくる。さらには言論を封じる法律を出してくるかもしれない。来年の夏には、この国の民度が分かることになるだろう。

2015年9月12日 (土)

井山七冠の可能性は出てきたけど…、先は長いなぁ。

 今月4日から囲碁名人戦が始まり、井山名人が先勝した。そして、7日には王座戦の挑戦者となり、10日には天元戦の挑戦者になった。年末まで3つのタイトル戦を掛け持ちすることになる。日程は次の通り。

第40期 名人戦 挑戦手合七番勝負

第1局 09/03-04 東京都文京区 〇
第2局 09/17-18 佐賀県佐賀市
第3局 09/24-25 山梨県甲府市
第4局 10/05-06 三重県志摩市
第5局 10/13-14 兵庫県宝塚市
第6局 10/28-29 静岡県熱海市
第7局 11/04-05 静岡県河津町

第63期王座戦 挑戦手合五番勝負

第1局 10/20 宮城県仙台市
第2局 11/12 岡山県矢掛町
第3局 11/19 兵庫県神戸市
第4局 12/03 神奈川県横浜市
第5局 12/10 山梨県甲府市

第41期天元戦 挑戦手合五番勝負

第1局 10/23 岐阜県岐阜市
第2局 11/16 北海道函館市
第3局 11/25 福岡県宗像市
第4局 12/07 兵庫県神戸市
第5局 12/17 徳島県徳島市

 もちろん、勝ち越せばいいので17局全て行われるかどうかは分からない。でも対局者は昨年末タイトルを献上した高尾天元、村川王座だから、少しのミスが負けにつながる。移動距離も長く体力勝負のようなところもある。年末にこれらのタイトル戦をとって、去年と同じ六冠に戻る。そして、この間に十段戦最終予選も入ってくる。

 次に来年の1月~3月にかけて棋聖位を防衛し、十段戦挑戦権を獲得して伊田十段に勝つ必要がある。道のりは遠い。しかし、悲しいかな囲碁界は世間的に話題が乏しい。井山氏が七冠を達成すれば、全てのメディアが取り上げるだろう。可能性がある以上、一愛好者としては頑張って欲しいと願うばかり。

2015年9月11日 (金)

常総市で起こった洪水被害について思うこと。

 昨日、茨城県常総市内を流れる鬼怒川の堤防が決壊し、川の東側が大規模な浸水が起こった。1日経った今、行方不明者は20名、救助を求めている人々も500名ぐらいいるらしい。私はこの10年ぐらいの間に、谷和原インターから常総市を通って八千代町に20回ぐらい行ったことがあるから、テレビに映る映像には驚愕している。

 今年は8月25日頃から雨の日が多くなった。猛暑と言われていたのに寒いくらいに感じた日もあった。早くも秋の長雨に入ったのかと思っていた。9月のはじめ、台風17号、18号が発生した。17号の予想進路は日本に直接影響がなかったが、18号は東海地方から日本海に向けて一直線に通過する感じだった。9日、台風自体の勢力は980hpaと大きくはなかったが、台風がもたらす湿った空気は、日本海側に抜け温帯低気圧になってからも衰えなかった。

 雨雲レーダーを見ると、横須賀辺りから栃木にかけて帯状の雲が次から次へと発生しているようだ。特に栃木県、茨城県は赤い表示がずっと付いたままだ。そして昨日、私の住んでいる神奈川県西部は晴れていたが、レーダーを見ると、ずっと降り続いている。そんな矢先、鬼怒川の堤防が決壊されたというニュースが入り、ツイッターのTL上には荒れ狂う濁流が家を押し流している写真が並ぶようになった。命懸けで人命救助に励む自衛隊の皆さん、4年半前の東日本大震災の記憶が蘇る。

 今も懸命の救助活動が続いている。安倍首相は最大限の○○などと語るが、関係閣僚会議なんて十数分しかかけていない。おそらく関係者に「全力を尽くしてほしい」で終わりだろう。そんな中、相変わらず戦争法案を国会通過させようと躍起だ。今日は昨日の常総市に続いて宮城県大崎市でも渋井川が決壊した。まずは災害対策が先だろう。それに、命懸けで日本人を救出している自衛隊を、何が悲しくてアメリカが正義のためといって行う戦争の下請けに差し出さないといけないんだ。

 今、救助を待っている皆さんが無事に救出されること、救助にあたっている皆さんの無事を願う。

2015年9月 4日 (金)

【素人目線】第40期名人戦第1局を観て思うこと

 昨日から三大タイトル戦のひとつである第40期名人戦が開幕した。井山名人に挑戦するのは、昨年末彼から天元位を奪い、先月山下九段とのプレーオフを制した高尾天元だ。孤高のイメージがある山下九段とは違い、高尾天元はそのブログからも親しみやすさが伝わり、ファンも多い。果たして、この7番勝負はどう展開するのか、始まる前から期待していた。

 ニギリの結果、先番は高尾天元になった。昨日はスマホアプリの「幽玄の間」の不具合でタイムリーには観られなかったが、いつになく早い進行で86手まで進んだ。左上隅のコウ争いになるのか・・・。やはり、そうなった。白がこのコウに勝てば、左上隅の黒は全滅する。

 そして、私が注目したのはこの95手目のコウ立て。これに白が受けるかどうか?受けなければ、当然、この白一団は攻められる。

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 井山名人は受けずに、左上隅のコウを解消した。ここで素人ながら、地合いでは白が有利だと感じた。なぜなら、白は左上隅から左辺、左下隅、右上隅で約60目の確定地、かたや黒は約40目の確定地+中央の厚みに伴う地がどれくらいつくか?のように感じたからだ。当然、下辺の白は仕留めるか、あるいは攻めながら中央に大きな地を作っていくか?ということになる。

 下図、黒109手目。この時点で白の大石が生きるなんて素人の私には夢にも思わなかった。たまたま観たニコ生の解説でもコウにするのがやっとの状況なのだから。しかも、黒にとっては花見コウ。取れなくても自分自身には痛くもかゆくもない。それどころか、この白をイジメながら中央の地を広げられるのだ。

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 ツイッターでは高尾天元と同門の三村九段が仕留められそうなことを呟いた。恥ずかしながら、素人の私が白なら、打ち続けるかもしれないが諦めの境地になる。ところが、信じられないことに、ここからコウに持ち込み、尚且つ、コウ立てが白の方が多いとみてか、黒は中央を囲い始める。果たして、この白の大石は本当に取れなかったのか?これはプロの方々が検討を重ねていることだろうから、その結果を待ちたい。

 そして、午後4時40分、白180手目をみて高尾天元は投了した。素人目には中央の黒地と右辺から右下の黒地がかなり大きいように思えるが、ソフトの形勢判断機能を使うと、この時点で盤面5目白がリードしている。とても6目半のコミを出せる状況ではない。

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 タイトル戦での感想では、いつも素人がこんな碁を真似できないと書いている。ただ、序盤での方向性、中盤では何でこの手を打つのか?狙いは何か?という考え方を知るのは勉強になる。私が行うPCとの戦いでは、先手がなかなかとれないというジレンマに悩まされる。形勢判断力と死活能力が低いから、なかなか手抜きできないのだ。今局を観て、井山名人の凄さを改めて感じた。爪の垢でも煎じて飲みたい気分だ。





 

2015年9月 1日 (火)

呪われているな。2020年東京五輪エンブレムが使用中止になって、思うこと。

 今日、東京五輪組織委員会が佐野氏が考案した五輪エンブレムを使用中止にした。ベルギーの劇場ロゴと似ていることが指摘されてから、もう、ネット上ではありとあらゆる検索がなされ、佐野氏の疑惑が拡大していった。選考過程、選考委員との関係、仮に盗用でなかったにせよ、疑惑を払しょくする説明が出来ないと判断したのだろう。佐野氏が取り下げるのは当然だし、これで恥ずかしい思いをすることはなくなった。

 しかし、ここからが問題だ。既に協賛企業はこのエンブレムに基づいて商品を製造しているはずだ。使用禁止になれば、この商品は売れないのだから、当然、賠償問題になる。その費用は誰が払うのか?佐野氏が払える額ではあるまい。いや、彼の案を採用した組織委員会が訴えられる。組織委員が払えるのか?おそらく払えない。そうなれば、また税金から出すことになるのは明白だ。それなのに、この組織委員会の連中が辞めるということは聞かない。呆れかえる。

 なんだか、呪われた五輪になりそうだ。新国立競技場は白紙撤回になった。今回のエンブレムも白紙撤回だ。これによって、どれだけ無駄な費用がかかるのか?多額の報酬を貰っている、この連中が払うなら文句は言わない。それを国民に押し付けるのだ。怒らない奴はおかしい。

 今日、○○首相は国民の支持を得られないと、などとおめでたいことを言ったらしいが、そもそも東京五輪招致なんて、「原発事故(汚染水問題)はアンダーコントロール」などと○○首相が大嘘をついたことから始まっている。それが、いろいろミソをつけることになったのだ。とにかく一部の人間が儲かることしか考えていないということがハッキリしてきた。

 7月終わりから8月にかけて、日本の一番暑い時期、台風が来るかもしれない時期にやることも選手や観客への配慮が欠けている。東京五輪自体、返上するのが最善としか思えない。

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