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2016年2月

2016年2月23日 (火)

シリアの停戦は本当に合意するのか?

 泥沼化するシリア情勢。昨日、米ロ首脳がアサド政権と反勢力に停戦を呼びかけた。今日の報道ではアサド政権側は停戦に前向きのようだが、たとえ反勢力側が応じたとしても、ISは間違っても応じないだろうから、混沌とした状況が治まるとは思えない。

 シリア内戦の発端はイラク戦争であり、その後のアラブの春と言われる民主化革命だ。間違いなくアメリカが火をつけた。そして、ISが生まれ、もう傍目には三つ巴とも言われる状況になってしまった。アメリカは反アサド、ロシアは親アサド、それに傍若無人なISがいて、クルド人まで絡んでくる。

 今の状況下では、果たしてシリア国内で生産活動や流通なんて行われているのだろうか?間違っても農業なんて行える状況ではないし、連日連夜、米ロ及び有志国が空爆を行っているのだから、インフラだって確保されているのかどうか分からない。難民が数百万人出ているとはいえ、2014年の人口が約1800万人らしいから、まだ1000万人以上の人々が暮らしていることになる。彼らがどうやって食料を確保して暮らしているのか?想像できない。

 まして、誤爆と言いながら、病院にもミサイルが打ちこまれている。この内乱が始まってから何万人の人が犠牲になっているのかどうかすら良く分からない。首都・ダマスカスだけは無傷なのか?難民として出国した人達の話から類推するだけだ。

 もはや国連すら止められない。空爆は出来ても、地上軍まで投入して制圧しようとすることもできない。でも、その下では人々が確実にいる。そう考えると、無性に悲しい。とりあえず、停戦を合意して、まずはISを掃討しないと埒が明かないと思う。その上で、アサド政権をどうするか?にしないと、解決策なんて見出せないのではないだろうか?

 もう人殺しはたくさんだ。少なくとも発端を作ったアメリカが主導するなり、各国に譲歩するなりして解決の道を見出せ。

 

 

2016年2月18日 (木)

【素人目線】第40期棋聖戦第4局を観て思うこと・・・ついに夢の7巻まであと一つ

 昨日と今日、北海道帯広市で行われた第40期棋聖戦は井山棋聖が189手までで中押し勝ちとなり、4連勝で4期連続の棋聖位を防衛した。一昨年、昨年と3連敗しながら追い上げた山下九段も今回は1勝も出来なかった。タイトル戦に至っては16連勝だ。日本国内では井山6冠は鬼神の強さだ。

 今局、先番の井山棋聖の布石はミニ中国流だった。レベルは天と地の差があるけど、私が対PCソフトに対して、最も勝率の高い布石だけに今まで以上に興味が湧いた。井山vs山下といえば、序盤から取るか取られるかの激しい戦いの碁が多いが、今局は模様の張り合いのような感じだった。

 白番の山下九段は、その流れでは1手先行く黒番・井山棋聖には地合いでは足りないから、その模様を消しに来る。ただ、今までなら直ぐに反発していた棋聖が丁寧に受けている。ゆったりした展開だ。互いに模様を消し合う。そして黒53で下辺に打ち込み、白が封じた。

 この両者の対局は激しい戦いで素人には全くもって理解できない局面が多いが、今回はそれほとでもない。黒が着実に実利を稼ぎ、白が中央を厚くしていく。弱かった右辺の黒石も攻められながら左辺に繋がり生きた。このまま中央に白地が出来ればコミを含めて白優勢となるが、そうはならない。

 井山棋聖の巧みなヨセが続く。序盤に打った石がものの見事に効いてきたり、死んでいる石が効いてきたりして先手を取っていく。序盤から中盤にかけて、何でそんな所に打つの?素人なら愚形と言われる形も、死んでいた石が働いてプレッシャーをかける。プロの碁では模様がそのまま地になることはないけれど、中央に出来そうな地はものの見事に粉砕されてしまった。

 私のような素人とは違い、終盤に入って盤面で10数目離れたら逆転することは難しい。山下九段も弱かった右辺の黒石が生きられてしまった段階で覚悟は出来ていたと思う。戦いの碁でも地合いを争う碁でも変幻自在の井山棋聖に日本国内では、今、番碁で勝ちこすことは至難の業とも言えるだろう。

 来月から夢の7冠をかけた十段戦商船手合が始まる。正直言って、伊田十段がどれくらい井山6冠に食い下がれるのか?ということだ。付け入るスキがあるといえば、持ち時間が3時間だから、長考時間が短いということによるミスがあるかどうかだ。ただ、モチベーションは十段防衛より7冠達成という方が大きいと思う。今からワクワクしてきた。

 

 

2016年2月10日 (水)

高市大臣の脅しに屈して政権批判できないメディアはいらない(怒)。

 現政権の閣僚は言いたい放題やりたい放題だ。それを大手メディアは良いとこ事実関係を伝えるだけで、大々的に批判しない。メディアの使命は権力の監視であって広報機関ではないのに、もう従順そのものだ。

 今週に入って、丸川大臣が7日に松本市で講演した内容や島尻沖縄北方担当大臣が「歯舞(はぼまい)」を読めなかったことには無知蒙昧で済まされる問題なのかもしれない。しかし、高市総務大臣の2日間に渡る国会での”政治的に中立でない番組を流す放送局は停波も辞さない”という発言は、言論弾圧に他ならず、憲法が定めた表現の自由にすら抵触する。確信的であり、日本を中国や北朝鮮のようにする狙いがあることはハッキリしている。

 そもそろ「政治的公平」っていうのを誰が判断するんだ。権力側が判断するなら、かつての大本営発表と同じではないか?それを防ぐためにあるのが放送法なのに、それを逆手に取って、このような強権に出ている。本来なら、こんな言論弾圧に対して、大手メディアがスクラムを組んで、徹底的に抗戦するなり、高市大臣の身辺調査をして追い込むべきなのに、そんな気配はまるでない。保身に躍起だ。

 NHKの籾井会長は分かりやすくて「政府が右と言ったことを左とは言えない」と言ったが、民放各社も結局は同じなのか?首相に飯をおごられ、時には自民党から呼び出しを喰らって叱られれば、自分達の使命も忘れてしまうような存在なのか?

 今日も株価が大暴落した。先週、日銀が行ったマイナス金利も当初の目論みとは違い、市場は真逆に動いている。年金資金が投入されているんだ。それが目減りするような事態が起きているのに、そんなニュースはアッサリと終わる。これも政治的不公平に当たるのか?

 もはやTVや大手新聞社は当てにならない。弱小でもメディアの使命を果たしているところを支持しよう。そして、支えよう。

2016年2月 8日 (月)

北朝鮮の(事実上の)ミサイル発射実験について思うこと

 昨日、北朝鮮が人工衛星という名目で弾道ミサイルの発射実験を行ったようだ。ただどこにも落ちずに、地球の軌道上に何らかの物体が2個投入されたという。これがロケットなのか?ミサイルなのか?技術的には一緒だから個人的には断定できない。ただ、いずれにしろ国連安保理違反なことは確かで、先月の核実験といい由々しき事態であることに間違いはない。

 しかし今回の実験を受けて日本政府並びにメディアが「北朝鮮けしからん!」と声高に唱えるのは違和感がある。なぜなら、今回発射されたミサイルはアメリカ本土を標的にしたものであって、日本や韓国といった周辺国向けではない。(もちろん、失敗して落下することもあるから警戒するなとは言わない。)

 日本向けには既に多数のミサイルが配備されているというのは周知の事実だ。それがどこを狙っているのかさえ分からない。東京かもしれないし、原発かもしれない。全てのメディアに触れた訳ではないので断定はできないが、こうした危惧を伝えているところはない。やはり、都合が悪いのだろう。

 最貧国と言われる北朝鮮の核実験やミサイル実験を可能にさせているのは中国とロシアが強硬な態度に出ないからなのは間違いない。その気になれば、いつでも潰せる。ただ、シリア難民問題をみれば分かる通り、北朝鮮を崩壊させたら、多くの難民は中国やロシアに流れることを考えると、生かさぬように殺さぬように、という戦略を取らざる負えないのだろう。厄介な国だ。

 誰がどう考えたって、北朝鮮が他国に対して全面戦争を仕掛けられるはずがない。彼らにあるのは金王朝の存続のみだ。だから、アメリカを挑発している。まあ、しばらくは資金絞らせることと、核兵器やミサイル開発に繋がる貿易に目を光らせるしかないだろう。邪推すれば、北朝鮮からの危機を煽れば、安保法制の正当性を訴えることが出来るから、現政権にとっても好都合だ。本当に嫌な世の中だ。

2016年2月 4日 (木)

清原逮捕報道について思うこと

 一昨日の夜、元プロ野球選手の清原和博氏が覚せい剤取締法違反容疑で逮捕された。2年前、週刊文春が彼の薬物疑惑を取り上げたとおりの展開となった。無冠の帝王とはいえ、野球界にその名を轟かせたスーパースターの凋落に、昨日のメディアはこのニュースで持ちきりだった。

 確かに報道しないわけにはいかないだろう。しかし、何度も同じVTRを流して悪人ここに極まれりかのごとく断罪していく。彼が弱い立場と見るや、一斉に叩きまくる姿勢には嫌悪感を覚える。私は清原を擁護するわけではないけれど、彼は法律によって裁かれ、何らかの償いをさせられることは間違いない。初犯だから執行猶予はつくだろうが、すぐにタレント活動が出来る訳でもない。社会的にそれ相応の制裁は下される。自業自得なのだ。

 ただ、今日の報道で違和感を覚えたのが、甲子園や堺市で清原の使用したバットやサインボール等の展示を”子供達への影響を考慮して”撤去したことだ。どういう影響があるんだ?彼のバットやボールを見ると、病気にでもなるのか?それとも、非行に走るきっかけになるのか?それは違うだろう。犯罪者となった彼のモノを掲示することによって、少なからずクレームが来るかもしれない。その対応をするのが面倒なだけとしか思えない。

 もちろん、担当者のことを考えれば、致し方ない措置かもしれないが、それなら「日本では犯罪を犯した人の功績を称えることは倫理に違反する」という理由で撤去すれば良いのではないか?今現在はともかく、彼の高校時代の成績まで抹消して意味があるのか?

 法律を犯した者は悪い。それに犯罪者を全否定することが反面教師となって犯罪抑止力になるという意見があるかもしれない。ただ未成年者ならいざ知らず、いい大人が犯した事件について、一族郎党、真っ当に生きた過去まで断罪するのは行きすぎのような気がしてならない。

2016年2月 2日 (火)

【素人目線】第40期棋聖戦第3局を観て思うこと

 第40期棋聖戦挑戦手合第3局、200手までで井山棋聖の中押し勝ちとなった。これで3連勝、防衛に王手をかけた。昨年末、おそらくNHK杯準々決勝で河野臨九段に敗れて連勝記録は24で終わったが、その後の、日中桐山杯決戦でも勝ち、年を越えて、十段戦決勝に勝って七冠の目を残したまま臨んだ棋聖戦だった。第1局は無難に勝利し、第2局目は山下九段優勢の碁をひっくり返しての2目半勝ち、先日の離婚発表など全く意に介さない強さを発揮している。

 おそらく井山棋聖の日程を考慮しての中2日での第3局、1日目の午前中はサクサクと進み、午後からは長考合戦となり、井山棋聖が60手目を封じた。またしても、フリカワリ。そして、上辺は攻め合い含みになるも、ウッテガエシにワザと捕まりながら、相手の眼を奪う。そんな展開が続く中、106手目で黒の数子が手中に入り、これで白の優勢は固いのかなと思った。

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 その上、下辺の黒模様も荒らしに行った時、素人目線では山下九段の勝負手が出た。下図、8-十二。これは取られていたはずの左辺の黒を生還させるか、あるいは下辺の白を取ろうかということなのだ。素人の私は痺れた。白としてはどちらも捨てられない。その時点で負けが決まる。

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 ところが井山棋聖にかかると、左下隅5子は捨てるものの両方とも生きてしまう。そして、左上隅の黒の生死もコウになった。中央で地を作りに行こうとしたが、それも敢え無く失敗した。下図は終局図だが、黒は16-八に切ることが出来ない。仮に切っても、白に13-十と打たれれば、三子は取られてしまう。万事休すで投了も致し方ない。

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 井山棋聖、昨年夏の碁聖戦からタイトル戦は一度も負けてない。15連勝で日本記録更新中だ。もう、神懸かっている。昨年の棋聖戦は3連勝の後、3連敗したが、七冠という明確な目標が視野にあるので、ストレート勝ちする可能性が高い。それくらい気持ちが充実しているように思える。とにかく、井山棋聖がどうしたら負けるのか?その絵がまるっきり浮かばない。山下九段、伊田十段には申し訳ないが、囲碁界の快挙を見させて欲しい。

 






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