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2016年3月10日 (木)

ついに囲碁でもAIが人間を超えてしまった。

 昨日から始まったGoogle傘下ディープマインド社が開発した「アルファ碁」と韓国のプロ棋士・イ・セドル九段との5番勝負で、なんとセドル九段が2連敗してしまった。あと、3局残っているが、全敗する可能性が高いような気がしてきた。おそらく人間を超えてしまった。

 昨年の3月行われた囲碁プログラムとプロ棋士の戦いでは、まだプロに4子置いて勝てるくらいだった。何らかのブレークスルーが起きない限り、人間を超えるのは後10年はかかるだろうと言われていた。ところが今年に入ってディープマインド社が互先でプロ棋士に勝つソフトを開発したということを発表した。5局公開された棋譜をトップ棋士たちがみて、その強さに驚いてはいたものの、いくらなんでも、この時から半年足らずで、いきなり世界トップレベルのセドル九段には勝てないだろうという見方が大勢を占めていた。

 しかし、昨日と今日の2局とも「アルファ碁」が勝ってしまった。もう囲碁界はパニックともお通夜ともいえるような状況だ。今日は高尾九段の解説で見ていたが、「こんな筋悪な手は?」とか「ここに打つと損するのでは?」なんて言葉が随所にありながら、地合いを計算すると「アルファ碁」の方が優勢だったりして首を傾げる。

 プロ棋士の感覚だと、囲碁というのは石の効率を如何に高めるかが重要で、「形」や「筋」を重んじるが、「アルファ碁」にはそれが通用しない。高尾九段も打たれた手の意味が良く分からないということが多かった。おそらく対局しているセドル九段はそれ以上に、恐怖を感じていたのではないか?

 戦前には考えられなかった、5連敗すらあり得る様相を呈してきた。あの鬼神ともいえるセドル九段が、AIソフトの軍門に下ってしまうのか?もっとも、いずれは超えてしまうだろうと思っていたことが眼の前で起こっているだけなのだ、と思うしかない。それくらい、「アルファ碁」が強いということだ。

 おそらく、今回の戦いでAIが圧勝してしまえば、ディープマインド社は囲碁からは撤退するだろう。彼らはディープラーニングという手法の凄さを世間一般に広めるのが目的であるのだから。

 今回のことは、ロボットが人間と同じような働きをして、進化した人工知能を搭載された時、多くの仕事は彼らにとって代わられると言われたことが、近い将来起きることを暗示しているような感じがする。ターミネーターのような世界が垣間見えてしまう。

 

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