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2016年4月22日 (金)

三菱自動車による軽自動車燃費不正事件について思うこと

 先日、三菱自動車の軽自動車が燃費データの改ざんを行っていたと公表された。三菱自動車は過去にもリコール隠し問題等があり、”またか?”という声が多い。低燃費を謳って車を買わせていた訳だし、エコ車ということで国からも援助されていたかもしれない。今のところ、約62万台が対象らしい。

 おそらく第三者委員会が立ち上げられて、原因究明と改善策を公表し、現経営陣は辞めざるを得ない。三菱とはいえ、さすがに全ての車を買い戻すなんてことは出来ないから、購入者には金銭的に何らかの補てんをするということで対応するしかないだろう。働いている従業員が気の毒でならない。

 ここ数年、住宅メーカーや電機メーカーの不祥事が続いている。この原因は何だろう?個人的には、新自由主義(≒市場原理主義)による過度な競争にあるとしか思えない。新自由主義は格差社会をもたらしている。生活に窮している人が多くなるから、当然デフレ基調になる。人々は無駄な出費は極力抑える。エンゲル係数が高くなっているのもそのためだ。

 車に限って言えば、都会はいざ知らず、地方では車なしの生活は厳しいので、普通車に比べれば税金等が安く、燃費の良い軽自動車の需要が高いことは素人にもわかる。自動車メーカーは、軽自動車は動力性能では大差ないから、どうしても燃費をアピールすることになる。

 ここからは邪推だけれど、おそらく国交省は書類審査だけで実測なんてしていないはずだ。車検だって、認定を受けた事業者が”指示通りの方法でちゃんとやりました!”といって書類審査だけで終わっている。もともとカタログに表記されている何とかモード燃費なんて、プロドライバーが巧みな技を使っているから出来ているということは素人なりに認知している。結局、今回はその慣行を悪用したのだろう。”バレなければ、それで良い。だって、素人に分かるはずがないじゃないか?”。あながち間違いではないと思う。

 日本はモノづくりにおいては、高性能、高品質を自認してきて、それが一番の強みだった。それは日本的経営が支えていたのかもしれない。ところが新自由主義はそれを否定し、いかに他企業を出し抜くか、そしてその利益を株主に還元するかという側面が強くなりすぎた。短期業績だけがクローズアップされた結果、競争は激化する。

 企業は生き残りをかけて様々な工夫を凝らす。でも、簡単にはいかない。そして、こうした消費者を裏切ることを行ってしまう企業が出てくる。結局、日本のブランド力が低下していってしまう。この悪循環を断ち切るためには、まずは新自由主義を捨て、日本的経営は悪だという思い込みは捨てて、もう一度、再考することが必要なのではないだろうか?

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