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2016年8月10日 (水)

今上天皇の生前退位を巡る、様々な思い。

 一昨日(8月8日)午後3時、平成の玉音放送とも言われる、今上天皇の「お気持ち」ビデオが一斉に流された。内容はご自身の高齢化に伴い、”象徴天皇”としてのご公務が困難になりつつあること、また、この先、重篤な状況になった場合、国民生活に多大な影響を与えること等、生前退位の意向を強く滲ませるものだった。

 この御発言を受けて行われた世論調査でも、生前退位を認めるとした人が8割以上を占めた。当然だと思う。ただ、これを認めようとしない人達もいる。このビデオが流れた後の○○首相は苦虫を噛み潰したような囲み会見だった。何せ、自民党改憲草案では天皇は元首としているのに、今上天皇は「象徴」という言葉を8回も入れたのだ。天皇を神格化して自分達の思うようにこの国を動かそうとしている連中には面白いはずがない。
 この2日間、識者と呼ばれる方々のツイッターやブログを読んだけれど、確実に言えることは、政府と皇室の間にはかなりの溝がありそうだということだ。そうでなければ、NHKのスクープという形を取らず宮内庁が直々に公表しても良かった筈だ。その上、何でこんなに「象徴」という言葉を入れるのだ?。
 
 全くの邪推だけれど、今上天皇は先の大戦では、昭和天皇が軍部に巧みに利用されたと考えているような気がする。アメリカとの戦争を始めるのにあたってもたらされた情報は日本に有利なことばかりだった。天皇の元に行われた太平洋戦争で日本だけでも310万人もの犠牲者を出した。他の国々にも多大な犠牲者を出した。悔恨の思いは深い。そのため、高齢の身を押して、パラオやペリリュー島などにも慰霊の旅に赴かれた。
 しかし、メディアを牛耳り、場の空気を重んじる国民性を良いことに、現政権の戦前回帰路線に疑念を感じたとしてもおかしくない。ただ、ご自身は憲法上政治的発言は出来ない。そのジレンマが今回の行動を起こさせた。個人的にはそう考えたい。
 

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