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2016年11月

2016年11月30日 (水)

一昨日のASKA容疑者逮捕報道について思うこと

   

一昨日、歌手のASKAが覚せい剤取締法違反の疑いで逮捕されたが、その報道は酷すぎて目に余るものだった。

  AbemaTVで生中継を観てしまったが、まず、自宅前に集まった報道陣の数が尋常じゃない。そんなに広くない道が一杯になっている。あれ、近所迷惑にならないのか?それに車庫のシャッターが開いた瞬間、その中に報道陣が入っていちゃうんだ。これはれっきとした住居侵入にあたらないのか?つまり、任意出頭も出来なくしてしまった。それから警察車両がくるまで大混乱だったようだ。
  もっとも私のように観てしまう人間がいるから、彼らは”報道の自由”の名の下に正義感を振りかざしているのであって、私自身も反省しなくてはいけない。ただ今回、あのような大混乱を起こしたのは警察にも落ち度があったと思う。まだ裁判所に逮捕状すら請求していないのに、記者クラブにリークしたことだ。一罰百戒の意味を込めているのかもしれないけど、何も逮捕状を取ってから発表したって良いじゃないか?
  そして、私はTVを持ってないので実家に帰った時にしか観れないが、何とASKA容疑者が自宅に戻ってくるタクシー内の映像が流されているではないか?いくらなんでもやり過ぎだろう。そもそも、そんな映像をタクシー会社がマスコミに流して良いのか?
  当然、タクシー会社やTV局には批判が殺到し、タクシー会社の方は今日、謝罪文を出した。タクシー内で犯罪を起こしたのならいざ知らず、そうではない人のプライバシーを侵害したのだから、最悪、損害賠償請求されてもやむを得ない事態だ。
  腹が立つのは、そういうことをおそらく知っていながら、正義感を振りかざして平気で発信するTV局だ。BPO案件になる可能性があるというが、ぜひそうしてもらいたい。こういうことが続くと、今でさえ政権に媚びを売るTV局が、さらに権力側に押さえつけられる可能性があるからだ。TV各局には猛省してもらいたい。
 

2016年11月29日 (火)

『この世界の片隅に』を観て思うこと(作品HP以上のネタバレなし)

   

私は東日本大震災前は映画を月に2回ぐらい劇場で観ていたが、それ以降は観ていなかった。あの悲劇に際して観る気が起きなかったのと、仕事がハードになり休日は静養していたいと思っていたからだ。

  しかし、『この世界の片隅に』はツイッターのタイムライン(TL)で、その好評がしきりにリツイートされてくるし、映画評論家と呼ばれる方々があまりにも絶賛している。Yahoo映画等のレビューでも高評価が続出しているから、普段は小田原で観ているのに、わざわざ海老名まで観に行った。
 
  TL情報では平日でも満員になっているということなので、上映40分ぐらい前に着いたけど、結局、約150人の箱に8割弱は入っていた。しかも、私と同様、中高年の人が多い。少なくともTVでは宣伝していないのに、平日の午前中で、ここまで人が入るのは珍しい。
  少しウザく感じる上映予告が終わって本編が始まる。知っている音楽が流れる、何となくホンワカとした雰囲気がする。中年になって涙腺が緩くなっているのか、何故か涙が流れてる。映画は広島県呉市の一般人すずさんの日常を淡々と流すのだが、その歴史を知っている私にとっては違和感を覚えるシーンが多々あるのだ。
 
  ただ、今思うに、何故涙が出てきたのかといえば、今も健在だが子供の頃、耳が痛くなるくらい戦時中の話をした両親の影響だろう。広島からは相当離れた地域に住んでいた両親だけど、その話が映像で再現されているような感じがしたからなのかもしれない。
  メチャメチャ感動したっていう気分にはなれないのだが、戦時下の生活ってこういうものなのかっていうことが分かると、今を一生懸命に生きるということの大切さが身に染みる。まして広島だ。当然、辛いシーンもある。だけど、変にBGMを使って、”ここで泣きなさい”なんていうこともない。だから、尚更この戦争の悲惨さが実感できるのか?
  あまり政治的なことをここで書くつもりはないけれど、シリアのアレッポでは今も大規模な空爆で多数の死傷者が出ている。そして、日本は憲法学者の大半が違憲という安保法案を昨年強行で通し、先日、南スーダンPKOで駆けつけ警護(ある意味、交戦権)を付与して、青森の自衛隊員を派遣した。彼らの思想は戦前回帰だ。メディアに煽られた世論調査も非常にムカつく。
  帰ってきて両親に映画の話をした。この作品を観れば、おそらく当時を思い出してしまうだろうから連れていかなかった。高齢者だからトイレも近いし、海老名に行くには小田原より1時間ぐらい多く掛る。それが正しかったかどうか?ただ観たくはないとは言うが、話をしただけで、あの時はどうだった、こうだったという。ひょっとしたら本心では観たいのかもしれない。来年1月には小田原でも上映予定があるのだが、連れていくべきかどうか?
  本編が終わってエンドロール。個人的には放心状態。仕掛けも上手いが、普通なら多くの人が席を立つが、トイレを我慢していただろうと思われる3人以外はスクリーンを観ていた。何だか、そこで嗚咽というか、胸の鼓動が高まるというか、自分でも説明の出来ない感覚に陥った。観終わって8時間経つ今でもその余韻に浸っている。多分、この作品は将来、毎年のようにTVで流されるようになるだろう。いや、そうしなければいけない。ただ、臨場感を味わうには大スクリーン、大音響が必要なことを付け加えておこう。多くの人に観て欲しい作品だ。
 
 
 
 
 

2016年11月25日 (金)

大関・稀勢の里、どうしたら優勝できるのか?期待してはいけないのか?

  

大相撲九州場所13日目、大関・稀勢の里は前頭6枚目の栃ノ心に敗れ3敗を喫した。他力本願で優勝争いには残っているものの、その可能性は極めて低い。

  先場所は綱取りなどというプレッシャーがあったが、今場所は1からやり直すということもあり勝ち星を重ねていたが、前半で遠藤、正代に負けた。これじゃあ、今場所も期待薄と思っていた矢先、なんと横綱に3日連続で勝つ。これで優勝の行方は一気に分からなくなった。稀勢の里の対戦相手は平幕の栃ノ心、大関の照ノ富士、豪栄道を残すだけとなったのだから。
  大関以下で横綱に3連勝出来る力士なんていない。先場所、豪栄道は全勝優勝したけれど白鵬は全休だったから比較対象には出来ない。これまでの実績を鑑みれば、横綱クラスの実力は間違いなくあるのだ。しかし、ここ数年、日馬富士が横綱昇進する前から、「肝心なところで勝てない、序盤で平幕に負けてしまう」ことが多かった。どれだけ優勝争いに絡んだか。
  今日も親父と観ていたが、まあ30分ぐらいは愚痴ってた。私も同じだが、それくらい稀勢の里の実力は買っているんだ。おそらく大相撲ファンもそうだろう。彼に何が足りないんだ。行きつくのは精神力ということになってしまう。心・技・体の心の部分か?どうすれば克服できるんだろう?もう訳が分からない。
 
 
 
 

2016年11月24日 (木)

『原発避難いじめ 学校は「率先して金渡した」と判断』(NHK)の記事を読んで思うこと。

 

先日、原発事故で横浜に自主避難した子供に対する恐喝等が行われていたことが分かった。この事件が発覚してから、腹が立って仕方なかった。何故、これが「いじめ」なんだ。バイ菌扱いされ、150万も取られているじゃないか?

 そして、今日、『原発避難いじめ 学校は「率先して金渡した」と判断』(http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161124/k10010781851000.html)という報道を知ると、結局は本来助ける側の学校や教育委員会も「いじめ」に加担していたと言わざるを得ない。これじゃぁ、「いじめ」なんてなくならないし、子供の自殺を防ぐことなんて出来ない。今回の被害児童はその手記で「何度も死のうと思ったけど、震災でたくさん人が死んだから、自分は死なない」と語っている。真っ当な人なら悲しくて涙が出てこないか?
 
 だいたい、この学校の判断って、「いじめ」がなかったことにする言い訳にしても酷すぎる。今時の子供って、他の子供に数万円も奢るのか?そんな馬鹿なはずはない。普通はそう考える。では、なぜ考えられなかったか?結局は、自己保身なんだ。不都合なことは見ないことにする、自身のキャリアに瑕がつく、そんなとこだろう。
 悲しいかな、新自由主義が蔓延してしまったこの国では、今さえ、自分さえ良ければそれで良いし、自分に都合の悪いことは知らんぷりという風潮になってしまったのかもしれない。弱肉強食だもの。弱い奴はイジメ倒されて死んでいくし、金持ちや権力者、役人等既得権益を持つ者は大手を振って生きていけるんだ。今の自民党政権をみれば良く分かる。首相や閣僚がどんなに嘘をついたって、白紙領収書や暴言を吐いたって、賄賂まがいの金を受け取ったって、大手メディアが批判しないからやりたい放題じゃないか。
 不幸中の幸いだったのは、この被害少年が最悪の手段を選ばなかったことだけど、それだけで済ませてはいけない。御両親は辛いかもしれないけど、加害者や横浜市に対して損害賠償請求をして真相解明に努めて欲しい。そうでなければ、有耶無耶にされてしまう恐れがあるし、「いじめ」の連鎖が続いてしまうことになりかねないのだから。


【追記】 @niftyのブログは改行が上手くいかない。もっと入力しやすくして欲しいのに、改良する気はないのかな?
 
 

2016年11月23日 (水)

【素人目線】第2回 囲碁電王戦第3局を観て思うこと

 

今日は囲碁愛好家の私にとっては最良の日だった。人間vsAIが1勝1敗で迎えた第2回 囲碁電王戦第3局、167手まで趙治勲名誉名人が中押し勝ちを治めたからだ。それに普段は対局者としてしか観れない井山六冠の生解説なんていう豪華さも嬉しかった。

 確かに3月に韓国の李・セドル九段を破ったグーグルのアルファ碁には及ばないけど、ここまでの2局をみれば、Zenの棋力もトップ棋士レベルに達しているのは良く分かる。
 私も普段は3段レベルのPCソフトとばかり打っているから、Zenの中央志向、ノゾキやアタリを良く打つこと、とにかく相手に受けさせること等は良く分かる。序盤で失敗して中央を厚くされ、入って行った時には手遅れなんてことは多々経験しているからだ。
 今局も、120手目ぐらい時、井山六冠の解説やツイッターに上げられるプロ棋士の皆さんが全て黒持ち(黒優勢)なのに対し、Zenやスカイネット、Aya、といったPCソフト系のものは全てが白圧勝とみていた。つまり、人間の方が形勢判断能力に優れていたことになる。
 案の定、中央の地模様は荒らされ、尚且つ、右辺の白石も危うくなる中でようやく評価値が下がり、開発者の加藤氏が投了した。アルファ碁ショックの私には少しほっとした気がする。
 対局後の趙名誉名人のコメントが素敵だった。「AIソフトがここまでのレベルに上がって来てくれたことに感謝したい。これにより囲碁の普及を図れるし、AIが強くなれば、人間も強くなれる・・・」。普段は冗談めいたことばかり喋っているけど、やはり人格者なんだ。改めて偉人だと認識した。
 ドワンゴの川上会長がこのイベントのPVの中で、「グーグルは囲碁を蹂躙して終わるのか?僕はそうは思わない・・・」。囲碁愛好家の川上氏の言葉も響く。記者会見でも第3回 囲碁電王戦も近い将来実施すると語った。こうして囲碁界が盛り上がってくれることを切に願う。

2016年11月19日 (土)

第2回 囲碁電王戦 第1局を観て思うこと

 

今日、第2回、囲碁電王戦第1局が行われた。今年3月にGoogle傘下のディープマインド社が開発したアルファ碁がイ・セドル九段を破ってから8ヵ月。かつては囲碁ソフト世界一に輝いたZenがアルファ碁を同様、ディープラーニングを実装して実力を急激に上げディープZen碁(DZG)として、趙治勲名誉名人と互先で3番勝負を行うことになったのだ。

 
 序盤から手に汗握る展開だった。ニコニコ動画で解説の一力七段も、DZGの打ち方に驚いていた。今までの囲碁番組とは見せ方も斬新で、DZGの評価値や形勢判断、それにドワンゴ開発の勝率予測などを出して、囲碁を知らない人にも少しはこの緊迫感が伝わったのではないか。
 その評価値ではずっとDZGの方が優っていた。下辺の白地がかなり大きく見える。黒は右下隅で攻め取りにされる可能性もあり、地が出来ても対して大きくない。大ヨセからの流れも評価値は下がらない。最大で7割近くまで行く。ただ、上辺で2目損したり、形勢が揺れ始めた。
 趙名誉名人が右辺のキリを打った時か?ここで評価値が逆転する。コメントが盛り上がる。それからは呆気なかった。勝てる見込みが無いと、PCソフトは単に先手を奪うだけの手を打つという悪い状態になった。そして、223手目をみて投了したのだった。
 和製ソフトはまだダメだななんていう声もネット上ではあるが、短期間で趙名誉名人と互先で戦えるレベルになったのは確かだ。アルファ碁よりマシンスペックだってだいぶ低い。後2局、どんな戦いをするかがとても楽しみだ。
 

2016年11月12日 (土)

高齢ドライバーの事故について思うこと。

  

おそらく以前から指摘されてきたのだろうけど、先日横浜で小学生が犠牲になった高齢ドライバーの事故以来、立て続けに発生している。今日も立川市で2人の方が亡くなった。 

  「認知症」の問題もあるのだろうけど、高齢になれば運動能力や判断能力も若い時より低下するから、事故率も上がるのは当然だ。高齢者だからそんなにスピードは出ていないと思うが、おそらくブレーキとアクセルを間違えちゃうというのが多いのではないか?今日の事故でも「ブレーキを踏んでも止まらなかった」ということは、ブレーキのつもりがアクセルを踏み続けちゃったということなのだ。
  もう75歳以上の人には運転させるな!という声が日増しに上がるのも分かる。ただ都会とは違い、私の住んでいるような田舎では高齢者とはいえ車がないと生活できない。少なくとも30㎞圏内の移動が必要だ。年金生活者がタクシーを頻繁に使うことなんてできない。ネットスーパーなんてないし、PCはおろかスマホだって操作できない。定期的に病院にも通うんだ。
  だけど、もし親父が死亡事故を起こしたらどうするのだ?と思うと、それも困る。まだ私の親父は認知症でもないけれど運動能力は低下している。解決する手段としては、高齢者はAIによる自動運転車か、自動停止装置付き運転アシストのある車にしか乗ることが出来ないとするしかないのかもしれない。
  こう立て続けにニュースに載るような事故が起こると、他人事ではないだけに考えさせられる。
 

2016年11月 9日 (水)

米大統領選、トランプ候補が勝利したことについて思うこと

   

アメリカ大統領選は戦前の下馬評を覆し、トランプ氏が勝利をおさめ次期大統領になった。もう、日本の政財界、メディアは右往左往。円は急騰し日経平均株価は900円以上も下げた。全世界の史上もパニックを起こしている。



 
   アメリカの主要メディアがトランプの暴言、悪行を喧伝しても、世論調査がヒラリー有利でも有権者はトランプを選んだ。グローバリズムとか新自由主義がアメリカ庶民に何ら好影響をもたらさず格差は拡大した。富裕層はタックスヘイブンで税を逃れ裕福な生活を送っているのに、庶民はなかなか真っ当な職に付くことも出来ず、若者は軍隊に行く。


   テロとの戦いと称してアフガニスタンやイラクで戦争を起こし、戦死する若者も少なくなかった。その上、自国内ですらテロの脅威に晒されている。こうした背景を伝えていたのは堤未果さんをはじめとする一部のジャーナリストだけで日本国内の大手メディアは殆ど報じていなかった。


   私自身の印象ではトランプも嫌だが、富裕層に支えられているヒラリーの方がもっと嫌だった。もう、劇薬でも何でもいいから今の状況を劇的に変えられる人物を!という思いが強かったのではないか?


  トランプの公約通りなら、これまで培ってきた日米関係は大きな変革がもたらされる。果たして、どうなるのか?少なくともアメリカの属国からは脱却しないといけない。

2016年11月 3日 (木)

【素人目線】高尾新名人誕生~第41期名人戦挑戦手合を振り返って思うこと

 

昨日より打たれていた第41期名人戦挑戦手合第7局は、高尾九段が井山名人に2目半勝ちして、10期ぶりに名人位に返り咲いた。これで井山氏の7大タイトル在位は197日間で終わった。大三冠も崩れた。

 高尾九段の三連勝でカド番に追い込まれた井山名人が怒涛の三連勝をして迎えた今局、ニギリ直して名人の先番となった。布石は今世界で流行しているという、アルファ碁布石だ。これは今年3月、ディープマインド社のアルファ碁が韓国の李・セドル九段を破ったことにより始まった新しい布石だ。
 ただ、序盤で右上隅三子を取ったのが珍しいらしく、足早に左辺を展開する中、黒37手で左上隅星にツケたところから戦いが始まる。どうやって、荒らしていくんだろう?と思っていたが、名人はコウを仕掛けるものの、アッサリと解消されてしまった。この一連の攻防で左上隅から左辺、中央にかけて巨大な模様が築かれた。個人的にはこの辺で勝負あったように感じた。
 2日目の今日も、黒の攻撃は不発に終わった。中央で6子取られた段階で素人目にも、ここからの逆転は無理だろう、投了止む無しと思った。ところが名人は勝負手連発で粘りに粘る。でも、勝ちを見切っていた高尾九段は緩めながらも2目半残す結果となった。
 この七番勝負を振り返ると、1~3局目は名人が厚みを背景に強引に石を取りに行こうとしたがシノがれて敗北した感じがしていた。しかし、4局目からは、少し棋風を変えて復調したように思えた。ただ、先月から王座戦、天元戦が始まり対局日程が重なってきた。ここ4週間は大阪、三重、伊豆、そして甲府と移動してきたんだから、疲れないわけがない。それが微妙に影響したのかもしれない。
 いずれにしろ、七大タイトル維持なんてそう長い期間できるものではない。将棋の羽生さんだって170日足らずだった。それを超えただけで良しとして、来週の王座戦第2局に臨んで欲しい。


 
 

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